アルミサッシはトステム製です。写真はシンフォニーというサッシで同社のサーマル2と基本的な性能は同じです。この場合、和室にあった色合いでないとサッシ枠だけ浮いてしまうような気がしたので木の色に近いシンフォニーにしました。
その他の部分にサッシは基本的にはサーマル2です。12ミリの空気層を持ちアルミ部分も樹脂断熱するサーマル2やシンフォニーはペアガラスに比べて格段に断熱性能や防音性能が高いようです。もちろん他社の製品にも同等のものがありますので予算が合えば是非とも使いたいサッシです。
この展示場では南面は写真のように大きいサッシと小さいサッシの引き違いになっていまして特注品になりました。メーカーの方に聞きましたらペアガラスならできますが、サーマル2でこのような特注品が出来ないとのことでした。しかし建物におきまして最も断熱効果が落ちるところが窓の部分です。これでは高気密高断熱の家にした意味が薄れてしまいます。
いろいろ思案しまして旭硝子のサンバランスというガラスを使用することにしました。これは窓外側のガラスの空気層側表面をLow-e膜といわれる特殊金属膜でコーティングし、断熱性を高めたものです。ガラスをよく見ますと薄い緑色になって見えます。数値上の話だと空気層12ミリのペアガラスより空気層6ミリのサンバランスのペアガラスの方が断熱性能が高いようです。
風呂場です。ゆっくりと浴槽に腰を下ろしたときに庭が美しく眺められるように正面は「はめ殺し」で両サイドは換気のために縦滑り出し窓にしました。
写真をよく見ますと分かりますがこの場合のサッシ枠の取り付け方は壁面から枠が数ミリ出ています。これは設計士の高長さんの提案なのですが雨などのしずくが外壁を汚さないようにするためです。最近では面一になっていることが多いようですがサッシメーカーの納まり図には壁から出すことになっているようです。
キッチンの後ろの部分のガラスブロックです。ワンポイントデザインとしてよく使われますが、同時に内部が0.3気圧と真空に近く、ペアガラスより優れた断熱性能を持つようです。
ガラスブロックをうまく使えば建物のデザインと断熱効果の両面で効果を発揮すると思います。

ただし予算的には上がってしまいます。