ますます暖かくなると同時に日もだいぶ長くなってきました。大工さんや、職人さんたちも冬場に比べて仕事がしやすくなってきたそうです。
前回は展示場の地盤改良工事まで紹介しましたが、今回はその後のやり方、基礎工事などについて紹介します。
やり方

丁張りとも言います。建物の隅外周に約3尺離し、杭を「掛矢」と呼ばれる木追の大きいもので打ち付けます。そしてその杭に周りを囲むように水平に「水抜き」といわれる木枠を打ち付け基準の水系を張るための印を付けます。ここで、敷地に対する建物の配置をしっかり定めることが目的です。

ベタ基礎工事

地盤改良によって地盤はほぼ完璧と思われましたが、みんなで話し合った結果、ベタ基礎にすることになりました。なぜなら、今回の展示場は普通一般的な建物より使用する柱や梁の数、太さがかなり多くなっているからです。念には念を入れると言うことで、そうすることに決めました。

1.ベース、立ち上がりの背筋・・・直径13ミリの異形の鉄筋(鉄筋がイボイボになっていて、コンクリートから抜けにくくなっているものです)をベタ基礎のベースの部分に細かく配列します。当社でも、地盤改良にベタ基礎をするのが今回が初めてですが非常に頑丈な基礎になりそうです。その後立ち上がり部分も配筋します。上下左右にメッシュの籠のようにしっかりと鉄筋が組まれました。
2.型枠組み・・・コンクリートを流すため型枠を組みます。今回はさらなる強度を出すために、立ち上がりの天端の幅を150ミリにしました。天端は土台が乗る場所ですので幅が広い方がしかっり固定できます。また鉄筋が偏って配置されていないかチェックします。鉄筋が偏っていますと、中性化という現象で、鉄筋が錆びやすくなってきます。また、鉄筋本来の強度もでません。
3.コンクリート打ち・・・型枠にコンクリートを流し込みます。朝から良い天気で滞りなく終わりました。(雨などの余計な水分はコンクリートによくありません)あとは、コンクリートの強度が十分にでるまでしっかり養生します。型枠を取り外すのが楽しみです。
4.型枠取り外し・・・型枠を外す時、気になるのはコンクリートが全体に行き渡っていて表面の仕上がり具合が良いかが気になります。もちろん慎重に仕事をしていますが・・・きれいに仕上がっていて安心しました。写真のように床下換気口に関しましては、換気口上部に一本鉄筋が入るように枠だけ先に埋め込んでいます。通常の換気口は基礎の天端を一部削るような格好になり、土台が基礎に乗らない部分が出てきます。そうなると、基礎の耐力の低下にもつながりますのでこのような形をとりました。
5.完成・・・ベースのコンクリートの厚さが210ミリ、立ち上がりの天端の巾150ミリ。
頑丈な基礎が仕上がりました。文字通り建物の基礎となる部分ですから。本当に良かったです。これで安心して土台を乗せられます。