草原のイメージをインテリアに生かす
 緑は茶系のアースカラーと並んで、自然界を代表する色ですから、緑をインテリアにとリ入れれば、心休まる部屋になると思いがちです。
 ところが緑は反射率が低いため、遠目には美しいのに、近目では顔や肌の色を悪く見せてしまいます。そのため、床や天井や壁に使われるケースは、まずあリません。インテリアカラーとしては、意外に難しい色なのです。
 緑を生かすなら、自然の植物を持ってくるのが一番です。部屋の広さに合わせて、観葉植物をバランスよく置いてください。
上の緑色でまとめた方が、明るく清潔感があります。
リビングの家具に使うなら常緑樹の色を
 壁紙などの広いスペースには不向きな緑ですが、ソファーのカバーやクッションには使いたい色です。その場合、ビビッドなグリーンは、一見爽やかなのですが、すぐに飽きてしまいます。そこで常緑樹のエバーグリーンを使います。この色は深くて落ちついた緑なので、見るほどに奥行きのある味わいが出てきます。リビングに使うなら、まずこの色にしましよう。
 キッチンでは、明るいペパーミントグリーンやしつとりとしたアボカドグリーンを、冷蔵庫や電子レンジ、小物類の色にとどめて使います。壁紙など広いスペ一スを緑にすると、食べ物の色に影響を与えてしまって、せっかく作った料理がおいしそうに見えません。
水銀灯は緑を美しく見せる
 夜、庭の緑を美しく見せるためには、水銀灯が一番です。光の波長が合っているので、緑をひときわ鮮やかに照らしてくれるからです。野球場やサッカー場のナイター照明が、グラウンドの芝生をきれいに見せているのも、水銀灯ならではです。
 ところで、もし店舗などで思いきって緑をインテリアの基調にしたい時は、部分照明をピンクにして、人を照らすようにするといいでしよう。グリーンのミステリアスな感覚を生かしながら、人の肌を美しく見せて、ユニークな雰囲気を打ち出すことができます。
 たっぷりと水草を繁らせた、大きめの水槽を壁際に置くのも、観葉植物とは違った緑の演出が光ります。