強い赤をやさしく見せる
赤は元気のでる色です。そこで赤をインテリアに使うと部屋全体に活気をもたらしてくれます。反面、インパクトのある色だけに、印象が強すぎるきらいがあります。とくに彩度の高い赤はシヤープなので、直線的にではなく曲線的に使うほうがいいでしよう。やわらかみが生まれて、ソフトな感しになります。
 また、スタンドやスポッツトライトを活用して影をつくるようにすれば、部屋全体に立体的な奥行きが出ます。なお、赤系の色を美しく見せるには、白熱灯が一番です。蛍光灯だと赤が紫がかってしまって、不健康なイメージになってしまいます。
赤は青より、見た目で3℃も暖かく感じる
 ある実験によると、ブル一系の壁の部屋では、室温が21℃では上着がないと寒く感じられ、24℃でもまだ寒いとのこと。そこで、壁を赤橙(あかだいだい)に塗り替えたら、24℃では署すぎて、21℃でちようどいい感じになったそうです。人が最も暖かく感じるのは赤橙で、一番冷たく感しるのは緑青から青紫なのですが、この間の心理的な温度差は3℃にも達するわけです。  省エネルギーの観点からいっても、冬はインテリアに赤やオレンジなど暖色系を多く採り入れ、夏は寒色系の青や緑を多用するのが、賢いやりかたといえるでしよう。壁をそう簡単に塗り替えるわけにはいきませんが、クッションやソファなどのカバー、絵、あるいはカーテンなどの色を、季節に合わせて変えればいいのです。
赤の中にいると30分が1時間になる?
人の心理にさまざまに働く色は、時間の感覚にも大きく影響します。実際、赤やオレンジなど暖色系の色で覆われた空間では、30分しか経っていないのに1時間近くも経ったように感してしまいます。ホテルのロビーや喫茶店などでインテリアに赤系を使うケースが多いのは、この効果を利用して、お客の回転を早くしようと狙っているからなのです。
 ちなみに、寒色系の落ちついた色は、赤とは反対に2時間が1時間にしか感しられません。そこで、寒色系の色は、オフィスなどに向いているわけです。
勉強部屋には不向きなピンクのインテリア
 赤よりも明度の高いピンクは、やさしさにあふれた色です。また反射により肌の色を美しく健康的に見せる効果もあります。安らぎを感じさせる色でもあるので、忙しい時など、部屋をピンクにまとめると、くつろげます。
 そのかわり、ピンクには良くも悪くも甘さが付きまといます。子ども部屋をピンクにすると、やさしい子に育つかもしれませんが、向学心が養われません。勉強させようと思うなら、ピンクは避けるべきでしよう。
 またローズピンクは、白とのコントラストが映えるインテリア向きの色ですが、それだけでは毎日がお花見のようで、飽きてしまいます。観葉植物のグリーンを持ってくると、ぐっと引き締まって部屋の雰囲気が一変します。